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Posted on 2014-02-07
自分との相性で相手を判断しないこと。ドラッカー「経営者の条件」

人に成果をあげさせるには、「自分とうまくいっているか」を考えてはならない

さて、前回に引き続き、ドラッカー『経営者の条件』の第4章「人の強みを生かす」から
強みに関することを書きますね。
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ちなみに、前回の記事は「仕事の強みにフォーカスする質問とは? ドラッカー「経営者の条件」」です。

もう1つ印象深かったのは、
上司が部下の強みを引き出す方法について書かれた箇所です。

成果をあげるエグゼクティブは、部下が上司たる自分を喜ばせるためなどではなく、仕事をするために給料を払われていることを認識している。オペラの舞台監督は、プリマドンナが客を集めてくれるかぎり、彼女が何度かんしゃくを起こそうと問題ではないことを知っている。最高の舞台をつとめ上げるうえで必要なかんしゃくであるならば、それを我慢することも舞台監督の報酬のうちである。

同じように、教授が学部長に対して愛想がよいか、教授会で協力的であるかなどは問題ではない。学部長は、一流の教授や学者が仕事において成果をあげられる環境を整えるために、給料を払われている。日常の大学運営において多少の不愉快さが伴ったとしても安いものである。

人に成果をあげさせるには、「自分とうまくいっているか」を考えてはならない。「いかなる貢献ができるか」を問わなければならない。「何ができないか」を考えてもならない。「何を非常によくできるか」を考えなければならない。特に人事では1つの重要な分野における卓越性を求めなければならない。

(読みにくいので、行間を開けました。本文はひとかたまりの文章です)

つまり、「自分と部下との相性」や「相手の弱み」で考えてはいけないということ。
この部分って上司と部下に限らず、チームで仕事する場合でも、同じですよね。
個人事業主では、コラボのときに同様のことが言えると思います。

いっしょに仕事をする人とよい人間関係を築きたいと思うのが人情。
けれど、仕事は仲よしグループではないのですよね…。
相性よりも、その人の強みを生かすこと、会社や社会に貢献できることにフォーカスするのが大事。

そういうのってドライな感じがして、
正直言って、私自身は会社員時代、なかなかそうできませんでした。
(ドラッカーも知りませんでしたしね)

独立してからも、つい「弱み」にフォーカスしてグチグチしたり、「自分との相性」を優先したり…(あはは)。

でも、これって自分のことしか考えていないってこと!
自分本位でいる内は、なかなかよい成果が出ませんね(実感)。

おかげさまで、最近は相性で判断することが少なくなりました。
それよりも「強み」と「貢献」にフォーカス。
すると、やっぱり流れがよくなりますね。じわじわと効果を感じています。
(もちろん、価値観やヴィジョンが合うことは大事。根本が合わない人とは長く続かないかな)

なので、この2点、自分はどうしているかを確認してみるといいと思いますよ!

ちなみに読書会でいただいたお菓子は、十勝トテッポ工房のナチュラルチーズケーキ。
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タルト台の上にチーズケーキがのってました。
「3種チーズ」と「カマンベール」の2種で、違う味わいが楽しめました。
チーズが濃く、甘さひかえめ。男性にもウケそうです。
ああ、北海道、行きたいですねぇ~。

【参考情報】

「経営者の条件」 P.F.ドラッカー・著 上田惇生・訳 ダイヤモンド社
team garden マネジメントカフェ 

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