ドラッカー / ブログ / 強み発見のコツ

Posted on 2014-03-21
たまちゃんはマネジメントを学んだほうがいいよ

「まずドラッカーの本を読んだほうがいい」

もう3年ほど前になるでしょうか。
私にそう言ってくれた人がいます。

カウンセリング業を始めて、少し経ったころ。
カウンセリングの大事さを伝えていきたいと思い、
話を聞くことで相手の人生が大きく変化することに
非常にやりがいを感じていた時期です。

けれど、その技術や知識だけでは
商売としてうまくいかないなと思い始めていました。

その状態の私を見て、
「経営(マネジメント)を学んだほうがいいよ」
「ドラッカーがおすすめだよ」
と教えてくれたのですね。

私自身、そのころビジネス用語に嫌悪感があり、
「マネジメント」「マーケティング」「イノベーション」
「見込み客」「フロントエンド」「バックエンド」「利益」「投資」
などの言葉を聞いただけでゲンナリしていました(笑)
(今ではそんな時代も懐かしいです)

けれど、「このままじゃいけない」と思い
一念発起して学び始めたのがドラッカーでした。

『経営者の条件』を1章ずつ読み、引っかかったところを抜き出し、
自分の感想を書き…というような読書会形式で
コンサルについて学び始めました。

もちろん読んだからといって
すぐにお金になるわけではありません。
理解できないところはたくさんあり、腑にも落ちません。

最初に「経営者の条件」を読んだのが確か2010年11月です。

そのころのノートを見直してみたら、初々しい感想が書かれていました(笑)。

『経営者の条件』第2章 汝の時間を知れ

P46 成果をあげる者は、仕事からスタートしない。時間からスタートする。
→なるほど。どういう事か?

通常、誰でも自分自身の重要度については、過小ではなく、過大に評価しがちなものである。そして、あまりにも多くのことが、自分でなければできないと考える。
→新しい発見です。

*上はドラッカーの文章で、下の→の後が私の感想。

いやーーー。恥ずかしい・・・。
こんな時代もありました。

新しいことを学ぶってツラいからブーブー文句も言ったと思います(笑)
でも、ま、コツコツ続けていくことにしたんですね。

1冊読んだあとは、別の友人たちと
「マネジメント」「創造する経営者」「現代の経営」と読み進め
少しずつ理解を深めていきました。

マネジメントで大事な3つの質問や
成果というのは単なる利益だけではないこと、
顧客は創造するものだということ、
予期せぬ成功があるということなどを知りました。

そんな風に3年ほど学んできたら、おかげさまで
最初のころに比べると、かなり経営についての全体像(システム)がつかめてきました。
実践もしてきたので、理論だけで理解しているのではなく実感として分かります。
ああ、長かったなあ…。

経営を学び続けて本当によかった。
世界を見る視点が変わり、思考方法、行動も変わりましたね。

経営って、実は非常にクリエイティブな作業。
1つの世界をつくって動かしていくダイナミックな仕組みだと思うのです。

そういうことを理解し、全体がつながってくるのに、本当に時間がかかりましたが、
分かった瞬間が楽しいんですよね。
腑に落ちてしまえば、いろんなビジネスに応用できますしね!

マーケティングやイノベーション、ブランディングに取り組むうえでも
マネジメントの根本を知らないとうまくいかないでしょう。

だから、じっくり腰をすえてマネジメントを勉強するの、とてもおすすめ!

もちろんドラッカー以外の本などでもよいですが、
ドラッカーはシンプルで深くていいな~と思いますね。

「たまちゃんはマネジメントを学んだほうがいいよ」
そう言ってくれた方に、本当に感謝しています。

【参考情報】

「経営者の条件」 P.F.ドラッカー・著 上田惇生・訳 ダイヤモンド社

【ドラッカー】に興味があるならこちらの記事も

タイムマネジメントのコツは時間の記録:ドラッカー「経営者の条件」
ブログ執筆の時短テク ドラッカー『現代の経営』にもヒントが!
成果をあげる人ってどういう人? 答えは、実にシンプル!
成果をあげるのは、才能ではない


Related Posts

 

Comment





Comment