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Posted on 2014-05-26
人間は愛するものごとによって、形づくられる:ゲーテの言葉

ネット検索をしていたら
ゲーテのこのような言葉に出会いました。

人間はみずからが愛するものごとによって、形づくられる。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

We are shaped and fashioned by what we love.

これは、自分の愛するものや人に
どんなふうに大切に思いを寄せてきたか、
どんなふうに心を込めて行動してきたかで
その人の人間性や価値観、はたまた人生がつくられるという意味でしょうか。

例えば、植物を育てることが大好きな人は、四六時中、草木に関心をもっていて、
肥料だ、水だ、日当たりだと、あれこれ世話を焼きます。
その愛情を受けて、きれいな花が咲いたり、おいしい実がなったりしますよね。

これは植物に対して愛情をかけているようで
実は、自分を慈しんでいる行為なのだと私は思います。

一見、植物に与えているように見えながら、
本当は自分がたくさんのものをもらっているわけです。

「花が咲いた!」
「元気にすくすく育っている!」
「たくさんの実をつけた!」
「ああ、しおれちゃった…」
こんな感動を、花から与えてもらっています。

だってその花が存在しなければ、
自分は喜んだり、達成感を感じたり、落ち込んだりすらできないもの。

その感動のひとつひとつによって、自分の精神が形づくられていく。

「土の状態を見て、花と相談しながら水をやる」
「適切な時期に実を摘むと、残った実が大きくなる」
「手をかけすぎない方が、思った以上に育っていく」
など、自分なりの哲学や考え方ができてくると思うんです。

ひいては、これが自分の人間性や価値観になっていったりするんじゃないかな。

だから人生の中で何を愛するか、何を大切にするかって
とても重要ですね。

愛する相手によって、自分が形づくられちゃうんだから。

不幸や貧乏やひがみやねたみを愛したりしないほうがよさそうです(笑)

さて、最近の私はどうでしょう?
自分の本当に愛したいものを大切にしているだろうか?

ドキッ。

忙しさやスピードを優先させて、粗雑に扱ったり
後回しにしていた気もします。

ここで1つ気持ちを入れ替えて、本当に愛情をかけていきたいものに対して
ひとつひとつていねいに接していくことにしましょう。

それが自分自身を形づくっていくのですからね!


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