ブログ / 日々のこと

Posted on 2013-12-06
「どんなに拙くても、今しか書けない字がある」から、臆さず表現を

「今日しか書けない字がある。それを残しておくべきだ」

友人が高校時代、書道部の先生にこう言われたそうです。

今日しか書けない字がある。それを残しておくべきだ。
どんなに拙い字だとしても、その時にしか書けない字がある。

拙い字の初々しさは、上手になってからは書けない。
書いた字が子どもっぽくてダメだと思わずに、
その瞬間を楽しもう。

先日、この話を聞いて驚きました。

拙い初々しさがいいなんて!

確かに、子どもっぽいヘタッピな筆使いって、
その瞬間にしか生まれない。

練習すればするほど、慣れてうまくなっていくから
初々しさは消え、手慣れた上手な字になってしまうでしょう。

始めたばかりの「初々しさ」「気負い」を愛せる人って、
今の自分を受け容れ、この瞬間を楽しんでいる人。
大切なのは、全肯定であり、今を楽しむことですよと、教えてくれている気もします。

私はお恥ずかしながら悪筆で、書道なんてとんでもないというタイプ。
ああ、小学校のときに、その言葉を聞いていたら書道を楽しめたかもしれない…。

と同時に、この話、何にでも通じるのではないかと。

ブログ、メルマガ、詩、小説などの文章表現や、
絵、楽器、ハンドメイドの作品などもそうでしょう。

始めたころは、下手だったりダメだったり稚拙なものです。
自分の目が肥えていたりすると、その稚拙さが許せなかったりするもの。

ですが、今しか出せない味だと思い、
臆さずに表現し続けていく人が、結局は楽しんで続けていき、
自分の世界をつくっていくのだと思うのです。

私の経験では、
自分の表現したものがあまりにも拙すぎて、
「ダメな自分が恥ずかしい」「才能がない」と思い、
あきらめて継続しなかったものがたくさんあるんですよね。
ああ、惜しいことをしました。

けれど、今からでも遅くありません。
今やっていること、これから始めることをそうすればいいのですよね!

またその書道の先生はこうも言ったそうな。

1日に書き過ぎると書けなくなる。
次の日に残しておこう。

情熱を注ぎ過ぎて、燃え尽きさせてはいけないということでしょうか。
静かな情熱で、淡々と毎日続けよという声に聞こえますね。

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