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Posted on 2014-04-18
原画のムーミンは目ヂカラが強かった:松屋ムーミン展
トーベ・ヤンソンさんがペンをカリカリと走らす音が聞こえてきそう
松屋で開催中のムーミン展に行ってきました!
1階でエレベーターに乗ろうとしたら、こんな扉に出迎えられた。
ガゴーッと開くと、奥もまたムーミン! むむむ。気合が入ってますなあ。
ムーミンエレベーターで8階まで。期待が高まります。
着くと、展示会場の前にはムーミングッズショップがありました。
展覧会限定品がたくさん出ていることもあり、人がワサワサ。
お会計が長い列をなしてたので、まずグッズを拝見。
時間が遅くなるととても混みそうなので、買いたいものがあれば、今の方がよいですな。
いろんなグッズを見たけれど、今回は心惹かれるものはなく…。
(すでに持っているものもありましたしね)
展覧会の図録を購入しました。
いざ展覧会場へ! お約束の入口でパチリ。
頭がボサッとして疲れている感じに映ってますけど…(笑)
中は約200点のオリジナル原画が展示されていました。
絵を守るためでしょうね、照明は割と暗め。
実際に挿絵として使われた原画のほか、スケッチや習作も多数。
スケッチや習作って、アイデアの元だからでしょうか。
勢いがあり、自由で伸びのびしてますね。
びっくりしたのは、描かれている紙がとーっても小さかったこと。
絵葉書の半分くらいのサイズもあったかな。
トーベ・ヤンソンさんは、この小さな紙に向かって集中して描いていたんでしょうね。
カリカリとペンを走らす音が聞こえてきそう。
原画は、描かれている者たちの目にチカラがありましたねぇ。
びっくりした目、心配そうな目、悲しそうな目、のんきな目…。
目に魂があるんですよね。
本やグッズになるとコピーであるせいか、ちょっと薄れてしまう気がします。
原画はインクのノリとか、ペンでできた凹凸とかに生命力を感じました。
トーベさんの絵は、もの寂しい静かな雰囲気があります。
登場人物ならぬ登場妖精たちは、トボトボしたり、キョトンとしたり、ニヤリと笑っていたり。
一定の距離を取りながら、互いにほのかに関心をもってつながっているような感じがします。
たとえると、
暗いけれど落ち着いた部屋の中で、チビチビとホットワインを飲んでいるような感じ。
ひっそりとしたぬくもりを感じますね。
最後の方は、撮影OKの展示もありました。
こちらは日本人の方に当てた手紙。
ステキな便箋ですね。
ムーミンスタンドが出張してきてました。
「ニョロニョロのたね」という粒々入りドリンク。
粒はタピオカでしょうかねぇ?
会場限定のはちみつピーチレモネードとトロピカルピーチティー(限定に弱い…)。
私は誕生月だったので、にょろにょろのバースデーカードをいただきました。
にょろがワインで乾杯してくれてます。
粒は大き目なので、勢いよく飲むとのどに引っかかりそう。
ひっそり静かに飲みましょう。
こちらは展覧会の図録。水色のバッグと絵葉書つきでした(うれしい)。
会場の絵を再度思い出せるうえに、
ところどころ物語の一部ものっているので、絵本のようでもあります。
ああ、やっぱり独自の世界観をもち、それを表現したものっていいですね。
私もそういうライフスタイルを大事にしたいと改めて思いました。
松屋ムーミン展、2014年5月6日まで。
その後、各地を巡回予定。
5月10日~6月8日 Nanak(盛岡)
6月14日~7月13日 米子市美術館(米子)
7月23日~8月4日 丸井今井 札幌本店(札幌)
8月8日~9月6日 広島県立美術館(広島)
9月13日~10月26日 米沢市上杉博物館(米沢)
12月11日~12月25日 あべのハルカス近鉄本店(大阪)
2015年1月2日~2月15日 みやざきアートセンター(宮崎)
3月20日~4月19日 岡山県立美術館(岡山)
4月25日~5月17日 松坂屋美術展(名古屋)
【参考情報】
松屋 MOOMIN!ムーミン展
ムーミンカフェ
「たのしいムーミン一家」(講談社文庫)
【ムーミンに興味のある方はこちらの記事も】
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