ブログ / 日々のこと

Posted on 2013-09-24
積ん読はどうしたら崩せる?

最近、やっと
村上春樹氏の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を
読みました。

今年4月に刊行され、すぐに買っていたのですが、
ずっと「積ん読」状態。

*積ん読とは・・・
本屋で「読みたい!」と意欲をもって買ったけれど
家で積んでおいて読んでない本のこと。

読む人によって
感じるところが大きく違う小説ではないでしょうか。
それだけ多面的で多層的な書き方がされているように思います。

私は世界をひとりで生き抜く孤独感と
生きる力を取り戻していくプロセスが
好きでした。

いちばん印象に残ったのは
人の闇が深いところで通じ合っているかもしれない
という例え話。

どちらかというとネガティブな部分ですが、
今でも心の底で響いていますね。

・・・と、内容に関する感想はさておき。

人は、どうして積ん読してしまうんでしょーね?
買う前は読む気満々なのに、
手に入れてしまうと放ったらかし。

読んだら読んだで、
「こんなに面白い本、どうして放っておいたのか!」
「もっと早く読んでいれば・・・」
と思ったり。

積ん読はどうしたら崩せるのでしょう?

ふーむ。
思えば、
この本を読み始めたきっかけは、
引越しにありました。

私、最近、引っ越したのですが、
本棚の整理をしていて
買ったのに読んでいない本があまりにも多くて
びっくり!

こりゃいかんと猛省した次第。

じゃあ、積ん読を崩すかいな!
と勢い込みまして、
取った策が
読書時間を決めることでした。

1日に
○○関係の本○○分、
△△関係の本△△分
と読書テーマと時間を決めて
タスクとして組み込むゾと!

そう決めても
なかなか読めなかったりしますが、
意識していると違いますね。

少しずつですが
切り崩していけるように。

一方で、
本って(小説は特に)
読む「タイミング」というものがある。

自分のダイアルと本の周波数が
ぴったりとチューニングされたときに
本の内容がグッと心に入ってくるんですよね。

ときには
著者と深い部分で手をつないだような感動があったり、
自分の内面が変わったりも。

タイミングが違うと
全然ピンと来なかったり
読み進められないですもんね。

なので、タイミングを大事にすることにしました。

昔は、タイミングが違っても
きっちり読まなくちゃいけないと思って
ガンバッテたんですが、
その優等生気質はもうやーめた!

と。
本を読むのがとっても気楽になりましたね。

スケジュールに組み込みつつ
「タイミング」が違ったら、
テンポよく別の本に移るくらいの気軽な感じが
積ん読を崩すのによさそうですな。

【参考情報】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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