ブログ / 働くこと

Posted on 2013-12-25
紹介が紹介を生むコンサル、コーチ、セラピストになりたい方の必読書

集客に焦っているコーチ、セラピスト、コンサルタントの方向けのおすすめ本を発見!
というか、全ての働く人に向けておすすめです。

それは、この本。
たった1年で“紹介が紹介を生む”コンサルタントになる法 (DO BOOKS)

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真摯に働く上で、何度も読み返したくなるバイブル本です

著者の水野先生も、独立当初は集客に関して頭を悩ませていたそう。
そんなとき、ある成功者に会い、こう言われます。

君の本業は集客業ではなく、コンサルティング業だということを、もう一度思い出しなさい。
そして、コンサルティング業としての君に、クライアントが満足したとき、
そのクライアントは、君に別の仕事を紹介するようになるだろう。
これこそが、コンサルティング業での集客というものだ。
紹介こそが、コンサルタントの営業スタイルなのだ。

君は、見ず知らずの新規客をいかに取るかに時間を使うべきではなく、
集客自体を不要にしてしまうこと、
つまりいかにして紹介が紹介を生むコンサルタントになるかを考えるべきなのだ。
そのためには、目の前のクライアントだけにフォーカスすることが、何よりも効果的なのだ。

かなり本質を突いたアドバイスに水野先生は衝撃を受けますが、
このときから変わり始めたのだとか。

また、水野先生は、コンサルタントの人柄についても書いています。

では、コンサルタントとしての人柄として、絶対に必要なものは何でしょうか?
これには、いろいろな答えがあると思いますが、私は「真摯さ」だと思います。
人柄というよりも、むしろ「資質」といったほうが適切かもしれません。

コンサルタントは真摯でなければならないと思います。
難しい言葉のように思いますが、真摯さとは、要はまじめで熱心なことです。

まじめかつ熱心にクライアントに尽くすこと。まじめに熱心にクライアントの成功を祈ること。
一緒になって悩み、一緒になって問題解決にあたること。まじめに熱心に。
そんなコンサルタントは、クライアントから好かれるし、クライアントも応援したくなるものです。

これって、コンサルだけでなく、セラピスト、コーチにも同じことが言えますね。
さらに広げて言えば、働く人全てに対して言えると思います。

そして、自分オリジナルの「型」のつくり方に関してはこう書いています。

私の場合は、メンターのコピーからはじめました。要は真似です。
真似を、レベルの低いことと考える人もいることでしょう。
しかし、真似こそが学習の基本であり、真似からはじめて最終的に独自性に気づくことも多いのです。

ですから、コンサルティングでも、まずは真似でいいから同じようにやってみるのです。
そのうちに、クライアントの数も増えて経験値も高くなっていきます。
その後に、独自のやり方を構築すればいいのです。

きっと、自分自身の独自性に気づくときがきます。
これを、「型」と呼んでいます。
「あなた自身の型」は、「誰かの型」を真似ることからはじまるのです。

これ、本当にそう! 最初からオリジナルでなくていいんです!
成功している人の真似をすることで、数をこなすうちに自分らしさがにじみ出てくるんですよね。

さらに、「一流の人に応援してもらう」というのも大事だと言います。

私の経験では、一流の人ほど、成功したいと必死にがんばっている人間に対してオープンなものです。
オープンだし、アドバイスすることを楽しみにしています。
私のメンターたちもそうです。

多くの人は、その道の一流の人と比べて、自分は…とネガティブに考えてしまうもの。
水野先生もそう考えた時期がありました。
「その気持ちが君を一流から遠ざけてしまうのだ」とあるメンターに言われ、考え方を変えたそうです。

そして、コンサルタントの仕事についてこのように書いています。

人間は、いつまでも他人を必要とするような生き方をしたいとは思っていません。
コンサルタントがいなくてもやっていける、と彼らが確信できることが、
最終的なクライアントのニーズなのです。

そのためには、コンサルタントから早く学んで早く自立しなければなりません。
これは、「成長すること」と言ってもいいでしょう。これが、クライアントの真のニーズです。
(中略)

私の経験では、そうやって卒業したクライアントは、実は別の案件をいただきながら、
長くお付き合いすることが多いものなのです。
そのようなコンサルタントほど、クライアントから頼られ、
当然のように紹介が紹介を生んでいくことになるのです。
ですから、クライアントが早く卒業したからといって、コンサルタントの仕事がなくなるわけではないのです。

これにもウンウンとうなずきました。
コンサル、コーチ、セラピストの中には、
ずっと自分から離れないように、依存させる方もいらっしゃいます(この方法、私は好きではありません)。

一方、水野先生はクライアントが「自立すること」「成長すること」を主眼においています。
これって、長い目で見ると本当に大事なことですよね。

この本が安心して読めるのは、真摯な姿勢が貫かれているだけでなく
失敗例が多いところ。

水野先生だって、最初からうまくいっていたわけではなく、
いろいろな経験を積みながら、今の成功があるのです。

ご自身の失敗例を出せるって、すごいことだと思うのです。
失敗って、本人にとっては恥ずかしい経験。でも、成功を目指している人にとても役立つもの。
惜しみなく公開する行為に、器の大きさを感じます。

もちろん実際の経営には、本に書かれている以外の、
いろんなマーケティングの知識や手法が必要になるでしょう。

でも、本書には、コンサル、カウンセリングなど相談業をする上で、真摯に働く上で
大切な指針が書かれています。
何度も読み返したくなるバイブルのような本なのです。

実は、私も水野先生を紹介されることによって知りました。
今年独立した仲間のコンサルタントが、
めきめきと仕事で活躍し始めたのですね。

その理由を聞いてみると「素晴らしいメンターと出会えた!」
「その方にコンサルしてもらったら、どんどん成果が上がった」とのこと。

そんなご縁もあって、私は仕事仲間と2人で水野先生に会わせてもらったんですね。

これがそのときの写真。
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1時間ほどお話を聞いていただき、切れ味鋭く、けれどあたたかいアドバイスをいただきました。
水野先生は、心から私たちのことを応援してくれる方でした!

「失敗例がたくさんのっていてホッとしました」という何とも失礼な感想を言ってしまったのですが、
「失敗はいろいろありますからね~」と快活に大きな心で笑われていたのが印象的でした。

本当にありがとうございました!

【参考情報】

たった1年で“紹介が紹介を生む”コンサルタントになる法 (DO BOOKS)
ビーエムウィン(水野与志朗事務所株式会社)

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