どんな仕事でも価値ある情報を発信できる「武器としての書く技術」イケダハヤト

ブログ / 働くこと

Posted on 2014-03-26
どんな仕事でも価値ある情報を発信できる　「武器としての書く技術」イケダハヤト

仕事を通して身に着けた情報やスキルって、他の方の役に立ちますよ

前回、ご紹介したイケダハヤトさんの「武器としての書く技術」。
（ちなみに、前回のブログはコチラ
↓
ブログを書き悩んでいる方へ「武器としての書く技術」イケダハヤト）

ブログの書き方だけでなく、
仕事に関して、こんな風にも書いています。

　あなたがどんな仕事をしているのであれ、ブログで情報発信をすることは可能です。ポイントは「同業者や顧客の役に立つ情報」を発信することです。
たとえば営業マンなら、「営業マンなら読んでおきたい10冊の本」「意外と安い！　接待で使える名店まとめ」なんて記事がよいでしょう。

引っ越し業者でアルバイトをしているなら「絶対に底が抜けない段ボールの詰め込み方」「できるだけ安く引っ越す方法」、保育園で勤めているなら「子どもが泣いたときに効果があるあやし方まとめ」「保育の現場で触れた、子育て感動エピソードまとめ」などなど……。どんな仕事をしているにせよ、読み手が価値を感じてくれる情報は提供できるはずです。そうして、組織の外の人たちに自分の存在が知れ渡るようになります。

これこれ！　本当にそう！
どんな方も仕事をしていれば、その仕事を通して身に着けた情報やスキルってあります。
それって、同業の方や顧客、読者の人に役立つ内容なんです。

これって意外に盲点。
強みといっしょで、本人にとっては当たり前なので、なかなか価値が分からないんですね。
（モッタイナイ～）

「フツーの会社員で、特別スゴイことはないですから」
「とりたてて役立つことってないんですよね…」
こんな風におっしゃる方が多いのですが、そんなことありませんよ～。

仕事をする上で、効率的に仕事をするために気を配っていることとか、
誰が見てもひと目で分かるようにどう工夫しているかとか、
チームをまとめるためにどうコミュニケーションを取ってるかとか、
部下のモチベーションを上げるためにどんな言葉を掛けているかとか、あったりしません？

そういうの知りたいですねぇ。
多くの会社員の方もそうではないかしら？

主婦の方なら、1週間の献立を繰り回すコツとか、
同じ食材を飽きずに食べる工夫とか、
夫が大喜びする5分おつまみとか、
子どもが野菜を食べてくれるコツとか、ありますよね～。

ぜひいろんな職業の方に、自分の経験から得たコツをブログで披露してもらいたいなと思うのです。
「えー、こんな情報役立つの？」と思わずに、ぜひぜひ！

さらに、「武器としての書く技術」では、
「表現することでの癒し」についても触れています。

　理不尽な体験をしたとき、自分の中で答えを模索し、納得できる回答を見つけられると、不思議と気分がすっきりします。B見えない怒りを言語化することで、自分のなかから逃すBのです。
言い方を変えれば、書くこと、表現することというのは、自分を癒すことでもあります。

ぼくは、ブログを書くことで本当に救われています。心が乱されたときは、文章に逃避するようにしています。紡ぎ出すのに苦労をすることもありますが、ひとつの記事ができあがった暁には、心の乱れはかなり解消されています。

その際気をつけたいのは、単なる愚痴・悪口にならないようにすることです。たとえば上司から叱られて嫌な思いをしたときは、上司の悪口をだらだらと書くのではなく、「なぜ自分は嫌な思いをしたのか」を分析して、言葉にしてみましょう。ここにおいても、記事を目にした読者の方々が、「なるほど」と感じてくれるような価値提供を意識するべきです。

これも本当によく分かります。
私自身も、モヤモヤイライラしたできごとがあったとき、
文章化することで、かなりストレスが解消されますね。

書くことでマイナス感情が発散され、また、書いたものを客観的に見ることで、冷静になれるんです。
別の視点からそのできごとを見られ、全然違った気づきが生まれる。
そして、その体験が自分を前に進めてくれたりしますね。

大事なのはここで書かれているように、グチや悪口にならないように気をつけること。
自分を知る一歩、自分をよくするための分析と心がけることが肝要ですね。

書くことの癒しに関しては、もう１つ。
私は小説も書くんですが、その場合も同じだなぁって。
小説を書くことを通して、（誰が読んでくれていなくても）自分が癒されてしまう。
自分の中にたまっていたいろんな感情が、外に出すことによって昇華されちゃうんでしょうね。

「書く」行為って、癒しパワーが本当に強い！　ホントですよ。

…と、「武器としての書く技術」、ネット向けならではのテクニックはもちろんたっぷりありますが、
このような深い部分にも言及しています。
それが私はとっても好きですね。

あなたが「言葉で何かを伝えたい」「誰かの役に立ちたい」と思うなら
ぜひおすすめの1冊ですよ！