ブログ / 働くこと
Posted on 2014-01-14
「よかった確認」は最強の思考法です！ ちきりん「ゆるく考えよう」
同じものならよい面を多くみることが、楽しくラクに生きるコツ
以前に、ちきりんの「ゆるく考えよう」
（一点豪華主義の人生、私は賛成です！ ちきりん「ゆるく考えよう」）、
こんなよい文章もあったので、さらにご紹介。
ちきりん家には「よかった確認」という習慣があります。
どんなに絶望的に思えることでも、その中になんらかの意義を見いだし、
「よかったね」と確認するというもので、
私の母はこれの天才です。道に迷ったときに「ダイエットになってよかったね」というくらいは序の口で、
誰かが飲み物をこぼすと、床を拭いた後、
「汚れていた床の掃除ができてよかった」といいます。旅行先が空いていれば「混雑がなくて疲れなくてよかった」、
混んでいれば「活気があって楽しかった」、
病気をすれば「健康のありがたさがわかってよかった」となります。（中略）
このように、何か悪いことがあると必ず誰かが「よかった確認」をする家で育ったため、
今では私も、つらいこと、哀しいことがあったとき、
泣いたりわめいたりしながらも、「よかった」部分を探す癖がついています。また私が、日本の将来について基本的にはとても楽観的であることも、ここから来ています。
「不況でよかった」「田舎でよかった」「英語が苦手でよかった」
「モテなくてよかった」など、
何につけても「よかった」面を確認しながら生きていけば、
世の中も捨てたものではありません。物事にはよい面と悪い面があるのです。
どうせならよい面をより多く見て生きていけば楽しく暮らせます。
わざわざ悲観的に考える必要など、どこにもないのです。
これは本の最後に書かれていますが、すごくいいですよね～♪♪
私はこの文章が大好きです。
この話のエッセンス、
実はコーチングにも、強み発見にもつながっているんですね。
例えば、コーチングではこういう質問をすることがあります。
「そのことが起こった肯定的な意味は何だと思う？」
いやなことや、想定外の望ましくないことが起こったときに
このように聞き、そのことの前向きな面を改めて考えてもらうのです。
不思議なんですが、こう聞かれると
脳は、起こったことの肯定的な面を一生懸命探すんですね（笑）
それもいくつも肯定的な点が見えてきて、
「こんなにいいことがあったじゃない！」と前を向いて前進できるわけです。
この質問って、他人だけでなく自分に対してもしますよ。
特に、仕事で失敗したとき、
大好きな人との関係がこじれそうなとき、
望んだ結果が手に入らなかったときなどに有効。
「このミスが今でよかった。
これがあったから、未来に起こったかもしれない重大なミスを未然に防げた」
「この行き違いが今、分かってよかった。気づかずに、先で分かったらより大変だった」
「これは本当に欲しい結果を手に入れるために、何か重要な課題に気づけってことだな」
例えばこんな感じです。
もちろん、そのときのミスは誠実に対応する必要がありますが、
自分のせいだと過剰に責めることがなく、
そのことで得られた経験にフォーカスしつつ
心も足取りも軽く、自分の夢ややりたいことへと再び向かえるわけですね。
（自分がよいだけでなく、周囲の人にとっても好影響があるはず）
また、強み発見でも同じ方法を使うことがあります。
欠点は裏側から見ると、長所。
なので、相手の欠点が見えたら、その逆のよい面を必ずフォーカス。
本人は欠点の悪い面にこだわっているので、よい面にはなかなか気づけないのですが
他人だと見えやすいので、それをお伝えするんですね。
すると、多くの方はハッとした顔をして喜んでくれます！
ちきりんも
「物事にはよい面と悪い面があるのです。（中略）
わざわざ悲観的に考える必要など、どこにもないのです。」
と書いていますが、本当にそうです！
悪い面をとらえて、ウジウジ考えている時間こそもったいない！
ちきりんの「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」
タイトル通り、ラクで前向きな考え満載の本ですよ。
深刻に捉えがちな人、世の中の価値観に振り回されてしまう人、
いったん落ち込むとなかなか行動できない人におすすめの良書です。
【参考情報】
ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 ちきりん著 文庫ぎんが堂
ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 ちきりん著 文庫ぎんが堂 kindle版
Chikirinの日記（ちきりんさんのブログ）
【らしく生きることに興味があるならこちらの記事も】
一点豪華主義の人生、私は賛成です！ ちきりん「ゆるく考えよう」
生き方に服をカスタマイズ！ オーダーシャツでらしさアップ
小さいときに「こうなればいいのに」と思ったことは何ですか？
強み発見のコツ まとめ
Related posts:
Related Posts
