ブログ / 強み発見のコツ

Posted on 2013-04-15
褒め言葉を、強みの客観的評価として受け取ろう

「私の強みって何でしょう?」とよく聞かれます。

そんなとき、こんな風に質問します。
「他の人から、どんなことを褒められますか?」
「仕事で、どこを評価されることが多いですか?」

なぜなら、自分の強みって、
他人のほうが的確に評価してくれているものだったりするから。
(私が言う強みは、個人の「資質・性質」「知識・技術」「経験・実績」のこと。
持って生まれた資質や、経験の中で培われた知識やスキルです)

すると、
「ここがすごいねって言われるんです」
「こういうところを評価されるんです」
と答えてくださいます。
セッションではさらに質問を重ねて、強みを深堀りしていきます。

でも、そんな言葉のすぐあとに、表情を曇らせて、
「でも、そういう褒め言葉って、お世辞ですよね・・・」
「そんな評価、他の人もされていますよね・・・」
「いえいえ、私なんて・・・」
と否定的なムードに入ってしまう人、案外多いです!

日本人的な謙虚な姿勢かもしれません。
でも、自分の強みを知りたいと思いながら、同時に自分を否定している点が
気にかかります。

さらに
「あの人はこういう優れた能力があるから、すごいですよねー」
「私もそういう能力をつけようと、努力します!」
と、他人との比較に入り、落ち込む方、肩に力の入る方も多い・・・。

そうしたくなる気持ちは分かります。
(私もさんざんしてきました・笑)

他人の素晴らしい点が魅力的に感じること、ありますよね。
でも、それはその人の強み。

その才能が自分にもあると信じて、伸ばしていくのなら
問題ありません。

でも、
誰かの強みと、自分の不得手な部分を比較して、
落ち込んだり、自分に厳しくなったりするのはやめましょうね。

そうではなく、
自分が褒められた部分を
客観的評価としてちゃんと受け取って、
さらに活用するにはどうしたらよいかと考えてもらえたらなーと思います。

自分の強みって、自分にとっては当たり前に感じられることが多いもの。
でも、自分は当たり前で簡単にできることって、
他の人にとっては難しいことだったりもするんですよ!

そこに気づいて、自分の強みを役立たせるにはどうしたらよいだろう?
と考えていくことで、強みをどんどん伸ばしていけますよね。

私の好きなドラッカー先生はこう書いています。

「何よりも成果をあげるエグゼクティブは、自分自身であろうとする。
ほかの誰かであろうとはしない。
自らの仕事ぶりと成果を見て、自らのパターンを知ろうとする。
「ほかの人には難しいが自分には簡単にやれることは何か」を考える。」
『経営者の条件』 P.F.ドラッカー ダイヤモンド社

こんなふうに、自分のパターンを客観的に知ること、
とても大事だと私も思います。

*ご自身の強みを発見するサービスにご興味のある方は
「強み発見カウンセリング」のページをご覧ください。

【関連記事】
強み発見のコツ まとめ

 


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コメント2件

 minaboo | 2013.04.18 14:37

小関さん、ご無沙汰してしまいました。
申し訳ありません。

4月に入って、陽気がよくなったためか
ようやく元気になって活動できるように
なりました!

それで、今回のブログ。
うんうんと頷きながら拝読いたしましたよ。

ついこの間、ある分野で秀でているなあと
思う方に、その分野に関することで
ほめられて、ついつい
「うれしいですね、お世辞でも」と
メールで伝えたんです。

そしたら、お世辞だなんてがっかりと
返事が来まして、「ああ、小関さんの言うとおりだ」
と納得。

ほめ言葉は大事にしないともったいないですね!

 小関珠緒 | 2013.04.18 15:00

minabooさん 
お久しぶりです♪ お元気そうで何よりです。
どうぞ謝らないでくださいね。誰も悪くありませんので~。

そうそう、そうなんです。
相手の褒め言葉をきちんと受け取らないと、がっかりさせちゃうのですね。
また、相手を否定してしまうことにもなりかねなかったりします。

なので、お互いのためにも、
謙遜せずにどんどん受け取りましょうね~♪

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