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Posted on 2014-04-02
「今の仕事は、次の仕事のプレゼン」という姿勢で働く
今の仕事は未来の仕事につながっている
10年前、フリーランスになりたてのころ、
出版社を経営している先輩にこう言われました。
「今の仕事は、次の仕事のプレゼンだよ」と。
プレゼン(プレゼンテーション)とは、
自分の考えを相手が理解できるように、目に見える形で提示すること。
仕事って、大まかに言うと
相手から依頼がきて、打ち合わせの後「じゃあ、やりましょう」と決まったら、その仕事に取り掛かり、
何度かやりとりしながら仕上げて、相手に納品するという流れですね。
その仕事の出来に、相手が満足すれば、次の依頼が来るというわけですね。
(相手から再度依頼が来る場合もあれば、
相手が別の方を紹介してくれる場合もあります)
つまり、先輩の言葉は
最初に仕事に関わったときから、アフターサービスまで
全てのプロセスが、プレゼンになっているという考え方。
これって、緊張すると同時に楽しいですよね。
だって、今している仕事が未来につながっているわけです。
そう思えると、私はガゼン燃えるタイプ(笑)
私はこの考え方が好きで、基本的にこの姿勢で仕事をしています。
メリットとしては、以下の5つでしょうか。
- 自分自身に対しては、どんな仕事も手を抜かないという気構えができる
- どんな場合の対応でも疎かにならない
- 相手を大満足させると、もっと面白くて、自分に合った仕事が来る可能性がある
- 未来につながると思えると「こうしたら、もっといいのでは?」というアイデアが広がる
- たとえギャラが低い場合でも、いや、だからこそ次に大きな仕事につなげようと張り切れる
これって、自分と相手双方にとってよい結果につながると思うんですよね。
でも、お客さんを選ぶことも大事
そんな風に仕事を続け、いろんな経験を重ねて感じたのは、
「この人と仕事がしたい!」という人と仕事を続けるのが大事だということ。
(もちろん誰彼構わず、来た仕事を全て受けることが必要なときもあります)
正直、「この人とはちょっと…」という方と仕事をすると、
あまりよいスパイラルが生まれないんですよね…。
(それでも、仕事を引き受けたら、できる力は出しきりますが)
これはどちらが良いか悪いかという話ではなく、相性や価値観が合っているかどうかの問題です。
プレゼンでもそうですよね?
「この商品を、この人に役立ててもらいたい」と思うから、熱が入る。
ある意味、商品にも相手にも愛情があるから、
その気持ちが相手に伝わってよいプレゼンになるのだと思うのです。
ドラッカーの『マネジメント[上]』では、マネジメントにおいて大切な3つの質問が書かれています。
「事業(ミッション)は何か?」
「顧客は誰か?」
「顧客にとっての価値は何か?」
この質問の2番目「顧客は誰か?」って本当に大事な質問で、
フリーランスを含め、経営者にあたる人は、
「どんな方をお客さんにしたいのか」を明確にしておくのが肝要。
ここがはっきりしてないと、自分のお客さんではない方の依頼を断れず、
自分とお客さん双方にとってよくない結果を招いてしまうことが多いのです。
じゃあ、自分のお客さんではないと思われる方がいらした場合どうすればいいのか?
そのときは、相手にとってもっと相性のよい同業者を紹介するという形で
貢献していけばいいんですよね~。
いかがでしょうか?
【参考情報】
ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践
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