ブログ / 人づきあいのコツ
Posted on 2013-10-19
「相手の話をイメージ化せよ」 心ユルユル5分傾聴-基本編1
傾聴する場合、自分のことは話さないように!
つい「自分はこう思った・・・」と言いたくなりますが。
それよりも、相手の話を頭に描きましょう。
(傾聴とは何か?は、
「聞き上手は、つき合い上手」心ユルユル5分傾聴-はじめに をどうぞ)
例えば、NGな例。
________________
Aさん
「昨日、横浜中華街に行ったんだ」
Bさん
「うんうん、いいねぇ! 肉まん食べた?
中華街と言えばおすすめのおいしい店、あるんだ」
Aさん
「え、そうなの~。服を買いにいっただけなんだけど」
Bさん
「そうなんだ。隠れたおいしい店、あるのよ。
そこ、ギョウザが絶品! かむと肉汁がジュワ~~でね。
そうそう。おすすめのイタリアンもあってさ」
Aさん
「へえー、そうなの」
________________
という会話。
これ、おしゃべりならいいんです。
でも、傾聴ではないんですね(笑)
Bさんは、Aさんの話を聞いているようで
自分のことを話しています。
Aさんから「横浜中華街」という単語を聞いた瞬間、
Bさんの頭の中では、
「わ~、中華街! 肉まん!ギョウザ!
そういえば、あのギョウザ、ジューシーだった。
この情報、教えてあげなきゃ」
というイメージと情報がわいてきているのですね(笑)
ふつうの会話は、相手の話を聞いている最中でさえ、
すでに頭の中は自分のことでいっぱい。
おしゃべりは、それで構わないんですよ~。
でも、「相手の話を注意深く聞いて理解を深めたい」
という傾聴の場合、
相手の話に100%耳を傾けることが重要!
先ほどの会話、傾聴だとこんな風になります。
傾聴例
_______________
Aさん
「昨日、横浜中華街に行ったんだ」
Bさん
「そうなんだ。どこに行ったの?」
Aさん
「服を買いに行ったの。好きなセレクトショップがあって」
Bさん
「へえーっ。中華街でセレクトショップ?
どんなのがあるの?」
Aさん
「デザインは中国風なんだけど、
生地がフランス製でちょっとしゃれてるんだ」
_______________
これだとAさんが話の主役になっていますよね。
多分、Aさんは話していて心地よいはずです。
では、そんなときのBさんの頭はどんな風になっているのか、
ちょっと書いてみましょう。
( )内が頭の中です。
傾聴例(Bさんの頭の中編)
_______________
Aさん
「昨日、横浜中華街に行ったんだ」
Bさん
「そうなんだ。
(Aさんが中華街を歩いている図を想像する。
ん? どの辺りを歩いたんだろう?)
どこに行ったの?」
Aさん
「服を買いに行ったの。好きなセレクトショップがあって」
Bさん
「へえーっ。
(中華街のセレクトショップにAさんがいるところを
想像する。どんな店なんだろう?
どんな服を売っているんだろう?)
中華街でセレクトショップ? どんなのがあるの?」
Aさん
「デザインは中国風なんだけど、
生地がフランス製でちょっとしゃれてるんだ」
_______________
・・・とこんな感じ。
傾聴しているときって、
相手の頭の中を
自分の頭の中で再現してるんですね。
こうしたうえで、相手のことをより明確に
思い描くようにするんです。
すると、
集中して丁寧に相手の話を聞くことになります。
分からないことや、気になったこと、疑問点も出てくるので、
それらを質問して深く掘り下げていくことに。
それだけで、相手(Aさん)から
「ああ、ちゃんと聞いてくれている」
「聞いてくれてうれしいな」
「信頼おけそうだな」
と思ってもらえるんですよ~!
よかったら、5分でいいので傾聴してみてくださいな。
相手の空気が変わってくるのが分かると思います。
自分の話をしないって、案外難しいんですよ~。
なぜなら、多かれ少なかれ人は
自分の話をしたいものですから(笑)
だからこそ、聞いてくれる人って貴重であり、
つい心を開いちゃうんですけどね。
では、次回2回目は、
心ユルユル5分傾聴-基本編 2【アドバイスしない】です。
【関連記事】
「聞き上手は、つき合い上手」心ユルユル5分傾聴-はじめに
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