ブログ / 人づきあいのコツ

Posted on 2013-10-22
「沈黙を怖がらない」心ユルユル5分傾聴-基本編4

傾聴の場合、沈黙を怖がらないことも大事。
むしろ、沈黙にも耳を傾けましょう

「何も話さない相手の、何を聴くの?」と思うかもしれません。

沈黙しているときって、
考えを深めようとしていたり、
大切なことを思い出そうとしているとき。
(もちろん、何も考えていない場合もありますが)

この場合は



相手の考えが整理されるのを待つ
それが聴くということです。

よくやってしまいがちなのは、
沈黙がイヤだからといって、
自分が話し出したり、
よかれと思って意見をはさむこと。

すると、相手の考えの流れをストップさせてしまったり、
会話の主導権が自分に移ったりするんですね。

こうなると、相手の方の考えを止めてしまうだけでなく
自分を大事にしてもらえなかったな…
とモヤモヤが残ってしまいがちなのです。

傾聴とは、
相手の話に注意を払って丁寧に耳を傾けること
(傾聴に関する説明は、
「聞き上手は、つき合い上手」をご参照ください)

相手の話に注意を払うとは、言葉だけでなく
沈黙しているときの言葉にならない言葉
雰囲気空気気配といったもの)を
感じ取ることも含まれます。

特に、話し上手な方や、
「会話中の沈黙はイヤ」と思う方は
つい何か話題を提供して盛り上げようとします。

「どうにか役に立ちたい」と思う方も
「こうしたらどう?」「こんな風に考えてみては?」と
積極的に解決しようとします。
(実は、これは以前の私。ウザいヤツでした・笑)

もちろん、ふだんのおしゃべりならこれでOK!

でも、相手の話を聴こうというときは、
沈黙がきたら、相手を待ち
「今、一生懸命考えている時間なんだ」と
と思いやることも必要なのですね。

沈黙を受け止めることで
自分を大事にしてくれた」と
安心感をもってもらえるんです。

その安心感が作用するのか、
本人が自然と解決策を口にする場合もあったり。

何も言わないほうが、解決につながるのだから
不思議ですよね。

お節介で、つい自分から話してしまいがちな人は、
次回は沈黙が来ても怖がらずに
そっと待ってあげてくださいね。

今までとは違う展開になっていくかもしれません。

では、次回5回目は
基本編5【表面的な言葉にとらわれない】です。

【関連記事】
「聞き上手は、つき合い上手」心ユルユル5分傾聴-はじめに
「相手の話をイメージ化せよ」 心ユルユル5分傾聴-基本編1
「アドバイスしない」 心ユルユル5分傾聴-基本編2
「ジャッジしない」心ユルユル5分傾聴-基本編3

ltem_auto_d


Related Posts

 

Comment





Comment