ブログ / 人づきあいのコツ
Posted on 2013-10-21
「ジャッジしない」心ユルユル5分傾聴-基本編3
ジャッジ(批評、批判、評価)しないこと。
これも相手を理解しようという傾聴では気をつけたい点です。
これって難しいんです。
誰でも、無意識に自分の価値観で相手の話を聞いてしまっています。
でも、それを持ちこむと、相手は話を続けにくくなることも・・・。
もちろん、それを避ける簡単な方法もあります!
自分の判断を入れずに素のままで聞く方法です。
それは後ほどお伝えしますね。
(傾聴に関する説明は、「聞き上手は、つき合い上手」を参照してくださいな)
例えば、これはジャッジしているNG例。
________________
Aさん
「昨日、横浜中華街に行ったんだ」
Bさん
「そうなんだ。どこに行ったの?」
Aさん
「服を買いに行ったの。好きなセレクトショップがあって。
ファッションモデルやタレントもよく買いに来る店なのよ」
Bさん
「ふーん。私、有名人が来るとかって、好きじゃないんだよね。
だから何なのよって思ったりして」
Aさん
「・・・・・・」
________________
これ、ふつうのおしゃべりならいいんですよ~!
でも、傾聴の場面においては、
ジャッジしてしまうと、相手は否定された気がして、
話を続けられないか、言い争いになってしまうんです。
「じゃあ、ムリにでも賛成しろっていうの?」
と思うかもしれません。
いえいえ、そんな必要はないんですよ。
この話のように
相手の話題に賛成できなかったりする場合は、
いったん、相手の話を受け止めて続きを聞くだけでいいんです。
その傾聴例は、こちらです。
________________
Aさん
「昨日、横浜中華街に行ったんだ」
Bさん
「そうなんだ。どこに行ったの?」
Aさん
「服を買いに行ったの。好きなセレクトショップがあって。
ファッションモデルやタレントもよく買いに来る店なのよ」
Bさん
「そうなんだ。それでそれで?」
Aさん
「ステキなTシャツ見つけて買っちゃった!」
Bさん
「よかったね~」
Aさん
「でも、前より人気がなくなってたな。
以前の盛り上がりは、有名人頼みだったのかも」
Bさん
「ふうん。そうなんだ」
________________
と、賛成できないところは同意も共感もせずに、
「それでどうだったの?」と相手の話にフォーカス!
自分は賛成できなくても、ニュートラル(中立的)に話を聴くと
相手は「興味、関心をもってくれている」感じがするんです。
もちろん共感できるところは共感していいんですけどね。
「相手をジャッジしない」のが難しいのは
私たちはそれぞれに
「これが正しい」「これはいいね」という価値観があり、
それを軸に物事を判断しているから。
また、違う価値観に対しては、
感情的に反応してしまいがちなんです。
でも、傾聴ではそれをちょっとだけ脇において
ニュートラル(中立的)な気持ちで、
相手の話にフォーカスするのがコツ。
これも練習で簡単にできるようになりますので、
1日5分トライしてみてくださいな~。
では、次回4回目は
基本編4【沈黙を怖がらない】です。
【関連記事】
「聞き上手は、つき合い上手」心ユルユル5分傾聴-はじめに
「相手の話をイメージ化せよ」 心ユルユル5分傾聴-基本編1
「アドバイスしない」 心ユルユル5分傾聴-基本編2
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