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Posted on 2013-10-23
「表面的な言葉にとらわれない」心ユルユル5分傾聴-基本編5

言葉を額面通りに受け取らないことも、傾聴では大事。

「あの人を殴ってやりたい!」
「とことん困らせてやる~~」
「もう死んじゃいたい・・・」

こんな感情的な言葉を聞いたとき、
あなたならどうしますか?

「やめなよ~」とストップをかけますか?
「わわ~、コワイ~」と避けますか?
「どうしよう~~」とオロオロしますか?

傾聴する場合、真に受けなくっていいんですよ。

相手は、本当にそうしようと思っていないかもしれませんし、
感情が高ぶって、思わずそう言ってしまったのかもしれません。

もし本当にそうしたいんだったら、
誰かに話さずに、すぐに行動しているはず(笑)
話している時点で、迷いがあったり、
本当はしたくなかったりします

例えば、カウンセリングの場面だったら、
言葉を額面通りに受け取らない一方で、
その言葉を無視することもありません。

ではカウンセラーは一体、どうしているのでしょう?



実は、カウンセラーは「殴る」「困らせる」「死ぬ」などの
言葉の裏側に興味をもちます。

「殴ってやりたいくらい悔しいって
何があったんだろう?」
「困らせてやりたいくらいの怒りは
どこからきているのだろう?」
「死にたいくらいツライことって、
この方にとって、どういうことなんだろう?」

と、相手の状況に思いを巡らせているのですね。

その言葉が出た裏にはどんなできごとがあったのか、
どんな風に心が動いたのか理解しようとします。

過去に自分を否定された体験があるかもしれませんし、
プライドを傷つけられたのかもしれません。

それで怒りがわくのは、
相手から認められたいという気持ちがあるからかもしれません。

または、自分に自信がもてないからかもしれません。

そこを理解しようとするんですね。

傾聴は、
言葉ではなく、気持ちにフォーカスしようとする姿勢が大事。
相手を理解したいという気持ちで話を聴くことが、
結果的に心に寄り添うことにつながります。

もし、感情的な会話になったら、
こんな風に思う背景には、何があったのだろう?
と相手の体験や気持ちに関心をもってみてくださいね。

それだけで、相手に対する対応が変わってきますし、
相手もあなたが理解しようとしてくれたことに心を開き、
気持ちがゆるんだりすることもあります。

誰か1人理解者がいるだけで、
人はホッとして気持ちが変わったり
しますからね~。

いかがでしょうか?
もし、そんな機会があったら、ぜひ気持ちにフォーカスしてみてくださいね。

では、次回6回目は
基本編6【ダメさを理解すること】です。

 

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