ブログ / 人づきあいのコツ
Posted on 2013-10-24
「ダメさを理解すること」心ユルユル5分傾聴-基本編6
人と話すとき、見栄をはったり、
自信ありげに話したり、知ったかぶりをしたりと
自分をよく見せようとしがちなもの。
仕事ではそういう場面が必要なときもありますが、
傾聴の場合は、そうではなかったりします。
(傾聴に関する説明は、
「聞き上手は、つき合い上手」をご参照くださいね)
「自分をよく見せよう」と意識するときって
興味の矢印が、相手ではなく自分に向いています。
相手の話を聴くより、
相手からどう見られるかが重要になっている状態。
これって相手の話に
丁寧に耳を傾けることとは違いますよね~?
そんな態度で話を聴くと、相手は敏感にそれを察知して、
同じように構えたり、よく見せようとしたりするもの。
これでは傾聴から離れてしまいます。
では、自分をよく見せようとせずに相手の話を聴くようにするには、
どうすればいいのでしょう?
キーワードは【自然体】
相手との間に上下関係をつくらず、
構えること、飾ることをせず
ありのままの自分でいること。
その状態が大事になってきます。
【自然体】って具体的にはどういうことでしょう?
私はこのように思います。
誰だって迷いや悩み、失敗、弱さ、ダメな部分があるもの。
そんな自分のダメダメさを
「出してもいいや」「そんなときもあるよね」と
受け容れている状態ではないかと。
ありのままの自分にOKを出している状態ですね。
自然体の自分でいると、
相手も安心感をもち、ありのままの自分を出してくるものです。
そして、自然体である上で次に重要なのは、
相手のダメダメさを受け容れ、理解しようという姿勢をもつこと。
この姿勢で話を聴くと、相手は「理解しようとしてくれている」と感じ取り、
心を開いて話したくなるのです。
私は以前、自分のダメな部分や失敗を
さらけ出すことができない人でした。
典型的な優等生タイプで、
失敗やダメなことが恥ずかしいと思い、嫌っていました(笑)
表面的には仲良くできても、
どこか打ち解けないよね、と思われていたよう。
でも、あるとき「これじゃ、いけない!」と思い、
自分のダメさを受け容れて、ときにはさらけ出しました。
(結構、勇気がいりましたが・・・)
次に、相手の弱さやダメ部分を
「そういうこともあるよな~」「人間だものね」と
理解することにしたのですね。
たったこれだけの意識チェンジで、人間関係が変化!
「分かってくれる人だ」と信頼を寄せられるようになったんです。
自分をよく見せようとするのではなく、
ありのままの自分を受け容れ、ありのままの相手を理解しようとする姿勢って
とても大事なんだなと実感しましたよ。
【自然体】であることって
相手を理解する最初の一歩。
よかったら、あなたもちょっと意識してみてくださいね~。
では、次回は、
心ユルユル5分傾聴 態度編1【目で聴く】です
【関連記事】
「聞き上手は、つき合い上手」心ユルユル5分傾聴-はじめに
「相手の話をイメージ化せよ」 心ユルユル5分傾聴-基本編1
「アドバイスしない」 心ユルユル5分傾聴-基本編2
「ジャッジしない」心ユルユル5分傾聴-基本編3
「沈黙を怖がらない」心ユルユル5分傾聴-基本編4
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