ブログ / 人づきあいのコツ
Posted on 2013-10-29
「体全体で聴く」心ユルユル5分傾聴-態度編2
会話しているとき、言葉だけをやりとりしているのではありません。
表情、姿勢、動作から
たくさんのメッセージを発信し、受け取ってもいます。
聞き上手な人は、体全体を使って傾聴しているんですね。
体全体を使ったコミュニケーションをボディーランゲージと言いますが、
アイコンタクト(目線)と同じくらいに大切です。
(アイコンタクトに関しては、「目で聴く」心ユルユル5分傾聴-態度編1を、
傾聴に関しては
「聞き上手は、つき合い上手」心ユルユル5分傾聴-はじめにを参照くださいね)
ボディランゲージの難しい点は、
自分の気持ちと自分の態度がズレていることがあること。
本人は真剣に聴いているのに、
相手からは聴いていないと思われるケース。
これが案外多いです。
自分では気づきにくいからこそ、
常に意識的であることが大事ですね。
私がされた経験や、自分がしている例から、
ボディランゲージのポイントをまとめました。
表情
[OK]
- 口角が上がり、にこやか
- 表情がやわらかい
[NG]
- 無表情
- 真剣に聴くあまり、目が怖い
やはり、にこやかでいる人にはつい話したくなってしまうもの。
でも、口角は意識しないと、ヘの字に下がってしまいがちなんですね・・・。
意識して上げるようにすると、やわらかい雰囲気になります。
また、これは私がよくやってしまうのですが、
真剣に話を聴こうとして、表情が硬く怖い印象を出してしまうこと。
以前、コーチ仲間に指摘されて気づきました。それ以来意識していますね。
姿勢
[OK]
- 体を相手に向けている
- 前のめりで聴いている
[NG]
- 体がそっぽを向いている
- 体を引いている
- ふんぞり返っている
興味のある話って、
「何? 何?」と前のめりになって話を聴きますよね。
なので、相手の方を向いて前傾姿勢でいると
「ちゃんと聴いてもらっている」ことを感じてもらえます。
逆に、引いているとちょっと遠い感じを与えたり、
ふんぞり返っていると偉そうに見られたりしますね。
動作
[OK]
- 自然に手や体を動かす
[NG]
- 貧乏ゆすりをする
- 手を小刻みに動かす
- 足を組む
- 腕を組む
私自身、手ぶり身ぶりが大きいタイプで、手を使って感情を表現したりします。
(心細いときは、手をギュッと縮めたり、
気持ちが高揚するときは、手をヒラヒラと舞い上がらせたり)
大げさだとうざったいですが、自然体であれば表情があっていいですね。
貧乏ゆすりや手を細かく動かす動作は、イライラした感じを与えます。
足組みや腕組みは、ここから入れないぞという距離を感じるもの。
相手に安心を感じてもらいたいなら、これは避けたい!
・・・と。言葉にしてみると当たり前のようですが、
実際の場面では気づいていないことが多いんですよ。
では、どうやって気づいたらいいのか?
カウンセラー仲間だと、互いに確認して指摘し合います。
けれど、普通の会話では難しいかもしれません。
(友人同士なら、指摘してもらうことはできるでしょうか)
なので、1つは、自分のボディーランゲージを意識しながら、
相手の反応を丁寧に確認してみることがよいですね。
もう1つは、自分が他に人にされてよかったこと、不快だったことを覚えておいて、
よいものは取り入れ、悪いものは直していくこと。
人のふり見て、わがふり直せ・・・ですね~!
では、次回は
態度編3【あいづち上手になる】です。
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