ブログ / 人づきあいのコツ

Posted on 2014-01-16
「感情を言葉にする」心ユルユル5分傾聴-言葉編1

相手の感情を言葉におきかえ、伝え方はやわらかく…がコツ

傾聴では、うんうんとうなずいて話をよく聴くことが大事。
ですが、それだけでは弱い場合もあります。

傾聴度をグッと高めたいなら、
「自分は正確に聴いていますよ」と相手に理解してもらうことも必要です。

では、どうすればよいでしょう?

このとき、言葉が非常に有効なツールになります。

特に相手の「感情」を言葉にしましょう。
相手の話す内容や、その人自身が発する雰囲気から
どういう感情を感じているかを言葉にして伝えるのです。

例をあげますね。
________________

Aさん
「新入社員の教育担当になったんだ。けど、新人たち、なかなか覚えが悪くてさ!」
Bさん
「うんうん」
Aさん
「意欲が感じられないんだよね! 何度言っても覚えてくれなくって。
この間なんか怒鳴っちゃったよ!(強い語気) こっちも忙しいしさ」
Bさん
「うんうん」
Aさん
「…教え方がいけないのかって思うよ。正直、人に教えるって自分には向いてないし(伏し目がち)」
Bさん
「そっかぁ。新人の覚えが悪くて腹が立つけど、自分も悪いかもって、両方ある感じ?」
Aさん
「そう、その通り。両方あるんだよねー。よく分かってくれるね(ホッとする)。
この場合ってさ、……(続く)」
________________

こういう感じです。

相手の話の中で感情が見えたら、言葉にして伝えるだけで
「ちゃんと話を聴いて理解していますよ」と伝わります。
また、相手の方としては「気持ちを分かってくれる人がいた!」とうれしく思うもの。
さらに、相手の気持ちの整理にもつながります。

つい、「相手が悪いんじゃないの?」「あなたがいけないんじゃないの」と
善悪で判断して会話してしまいがち。
でも、いきなりこうされると、気持ちが置き去りになってしまうんですね。

多くの場合、人は感情をコントロールするようにしつけられているもの。
通常、怒り、妬み、苦しみ、悲しみなどマイナス感情を
人に見せないようにして暮らしているんですね。

なので、相手を理解したい場合は、
隠れている感情を言葉にしてあげると、相手はラクになるんですね。

この感情を伝える場合、コツがあります。

1つは断定を避け、確認すること。
「怒っているんだ」ではなく
「怒っている感じ?」「怒っている感じがするなあ」と
確認するか、やわらかい表現で伝えると相手は受け取りやすいです。
また、違った場合でも、訂正しやすいという点があります。

感情ってけしてシンプルではなく、複雑なもの。
例えば、愛情と憎しみ、劣等感と優越感など正反対のものが
同時に存在することって多いんですね。

その点を理解して言葉にすると、相手の気持ちがグッと開きますよ。
あなたもそういう経験、ありませんか~?
そのときのこと、ちょっと思い出してみてくださいね。

では、次回は、言葉編2【価値観を言葉にする】を書きますね。

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