ブログ / 人づきあいのコツ
Posted on 2014-01-29
傾聴とは、相手の成長を信頼すること
辛抱強く、ありのままの相手を受け容れる姿勢が大切
相手の話に注意を払って丁寧に耳を傾けるのが傾聴。
それは、ウンウンとうなずいて聞くという形だけのものではなく、
（もちろんスキルは大事ですが）
相手のありのままの存在を受け容れるという姿勢がとっても大切。
ですが、そういう姿勢で接しても、相手が自分のことを受け容れてくれない場合もあります。
相手の思い込みが強かったり、
過去に受けた心の傷により警戒していたり、
今はまだその時期ではなかったり。
そんな場合は、相手の存在を受け容れて傾聴したけれど
相手が何も変化していないような感じがするかもしれません。
以前の私は、
「こうしたらもっとよくなるのに」とヤキモキしたり、
「何で変わらないんだろう」とクヨクヨしたりしていました（笑）
でも、それって、
相手の成長する力を信頼していなかったなあって。
人は誰でも自分の力で立ち上がり、伸びていく力がある。
その力を信じていれば、ヤキモキやクヨクヨなんかしなかったはずです。
「時期が来れば、変わるよね」と大きく構えられたはず。
人にはそれぞれその人なりの成長のリズムやペースがあります。
そのリズムやペースを尊重して
相手の成長する力を信じることって本当に大事なんですよね。
振り返れば、自分だってそうでした。
過去のいろんな場面で、
的を得たアドバイスをもらったり、
こうすればうまくいくという道を教えてもらったりしました。
ですが、それが正しいと分かっていながら
なぜかその意見が受け入れられなかったこともあります。
まだ自分に準備ができてなかったのでしょうね。
私の周囲の人は、私のあり方を受け容れてくれつつ
辛抱強く待ってくれていました。
相手が理解して受け容れてくれるという安心感の中、
私は自分が思うように行動し、経験を積み重ねました。
その結果、そのときの相手のアドバイスを後になって理解できるようになったんですね。
人の成長は植物と似ていて、
種を蒔いても、適切な時期にならないと芽が出ません。
出た芽が、すぐに伸びていくとは限りません。
花が咲く季節が巡ってきて、花が咲きます。
なので、傾聴したからといってすぐに結果を求めるのではなく、
辛抱強く傾聴する姿勢でいる…
つまり、ありのままの相手を受け容れ続けることが
本当は大事なのだと思います。
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