ブログ / 人づきあいのコツ

Posted on 2013-11-12
「雰囲気に耳を傾ける」心ユルユル5分傾聴-態度編5

傾聴では、自分がどんな態度で聴いているかが大事な一方で、
相手の態度に耳を傾けるのも大事。
いわゆる「空気を読む」ということですね。

相手の言葉だけを捉えて真に受けると
「何となく分かってもらえていない」という感じを与えてしまいます。

相手の表情、姿勢、体の動きなど、全体から発する雰囲気はどんな感じですか?
態度にも、その人が言いたいことが表現されているもの。
よく観察してみるといいですよ。

例えば、
「幸せです」「これがやってみたかった!」と前向きな内容を話している人がいるとします。
けれど、よく観察すると
表情がくもり、声のトーンも沈んでいる感じ。

ちょっと矛盾を感じますよね?

このように言葉と雰囲気が違っている場合、
本当はムリしていたり、本心が違っている場合があります。

びっくりなことに、
話している本人はそのギャップに気づいていないことが多いのです。
(これは誰でもそうです! 私もそうですから)

頭で考えていることと、心が感じていることが違っているのに、
ギャップを認識できていないのですね。

もちろん、その矛盾をズバリ指摘する必要はありませんよ。
(言い方によっては、相手がキレたり落ち込んだりします)

ただ、聴いているほうがそれに気づいていると、
「見当違いの言葉を返して、関係をこじらせる」といった
コミュニケーションでの失敗が減ります。

そのギャップに気づけないと表面的な言葉に踊らされて、
「会話がチグハグになった」「本質とは関係のない部分で言い争った」
となりがちなのです。

かと言って、カウンセリングでなければ深く突っ込む必要はありません。
「言葉と態度が違うな~」「言葉とは違うメッセージを発しているな~」
と意識しながら、話を聴いていればOK。

相手の態度、雰囲気を丸ごと受け容れながら
話を聴く姿勢が、とても大事なのです。
(傾聴とは、相手の話に注意を払って丁寧に耳を傾けること。
傾聴に関する説明は、「聞き上手は、つき合い上手」をご参照くださいね)

言葉に惑わされず、相手の波長に合わせて話を聴くだけで
安心感を与えることができますので。

では、次回は新しいパート「言葉編」に入ります。
心ユルユル5分傾聴―言葉編1【感情を言葉にする】です。

【関連記事】
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